[ 閉じる ]
【新製品プレスリリース】

− 積層誘電体バランスフィルタ (Balance Filter)「DBFシリーズ」の販売開始 −


Balance Filter

積層誘電体バランスフィルタ (バラン内蔵)
(写真 DBF70A&71A シリーズ)

2002年7月22日
 双信電機(株)(社長:山本 茂雄)は2.4GHz帯の周波数を利用し市場の立ち上がりが期待されているブルートゥース(Bluetooth)及び国内外において急速に普及が進んでいる無線LAN(IEEE802.11b)向けに、独自のLTCC技術を応用しセラミック積層誘電体ブロック中にフィルタとバランを一体化したバランスフィルタ(2025サイズ)を開発し、7月より販売を開始致しました。

 当社は、積層誘電体フィルタにおいて業界最小となる2012サイズ(2.0x1.25x1.0mm)をラインナップし高い評価を得てきましたが、今回の新製品はこれまで培ってきた独自のセラミック材料、高周波回路設計技術、印刷積層工法をさらに高度化して、バランスフィルタ「DBFシリーズ」を開発致しました。

 一体構造にすることでフィルタ・バランを個々に組み合せる場合と比べ、フィルタ・バラン各々の性能を最大限に引き出すことが可能になり、実装面積、部品点数の削減によるトータルコストの低減を実現、機器のさらなる小型化、高密度化を可能にしました。

 すでに国内外の有力メーカーにサンプル出荷を開始しており、ブルートゥース、無線LAN等 各種情報通信端末機器に求められている小型化、低コスト化に対する有力なソリューションとして多くのメーカーで採用をご検討頂いております。

 今後 さらなる小型化、高機能化によりラインナップの拡充をして行きます。

<特徴>
1. 低損失タイプ、高減衰タイプをラインナップ
2. DBF70A & DBF71Aシリーズ ;
低損失 2.0dB以下を実現
ブルートゥース用( ヘッドセット、一般用途 他)、 無線LAN用
3. DBF70B & DBF71Bシリーズ ;
各種携帯電話帯域(GSM、PCS、W-CDMA)において高減衰を実現
ブルートゥース用(携帯電話搭載 他)、 無線LAN用
<製品仕様>
1. DBF70A & DBF71Aシリーズ(低損失タイプ)
サイズ : 2.0mm x 2.5mm x 1.2mm
不平衡端子インピーダンス : 50オーム
平衡端子インピーダンス : 100オーム
挿入損失 : 2.0 dB 以下
減衰量 : 30 dB 以上(at 1.9GHz)
位相差 : 180±5 (degree)
レベルバランス : 1dB 以下
2. DBF70B & DBF71Bシリーズ (高減衰タイプ)
サイズ : 2.0mm x 2.5mm x 1.2mm
不平衡端子インピーダンス : 50オーム
平衡端子インピーダンス : 100オーム
挿入損失 : 3.0 dB 以下
減衰量 : GSM帯域(900MHz) 45dB 以上、W-CDMA帯域(2GHz) 25dB 以上
位相差 : 180±5 (degree)
レベルバランス : 1dB 以下
<用途>
ブルートゥース、無線LAN 他
<生産体制>
第一段階として年内には月産 300万個 体制を確立
<発売日>
2002年7月22日
<製品に関するお問合せ先>
営業本部 マーケティング部  担当:大井
Tel 03-3775-9112 , E-mail:sales@soshin.co.jp



[ 閉じる ]