製品開発・設計

与えられた
チャンスを生かし、
いま、未知の領域へ

2017年入社
工学部 電気電子情報工学課程

学びが「仕事」に
つながるよろこび

小学生の頃につくった、電子工作キットの小さなロボット。
自分の手でちゃんとした「機械」がつくれたことに感動して
電子工学に興味を持ち、中学卒業後は高専に進みました。知識を深めるために大学は工学部に。取り組んでいた研究テーマが電磁波に関連するもので、双信電機の手がけるフィルタ──空間を飛び交うさまざまな電波の中から特定の周波数だけを取り出す電子部品──は比較的近しい領域でした。せっかくなら学んだことを生かしたい、そう思ったのが当社にエントリーしたきっかけです。幸いにも縁に恵まれ、まさにそのフィルタの設計者として働くことになりました。
「設計」は製造プロセスの最初の行程ですが、そこから試
作・量産立ち上げまでほぼすべての段階に関わるのが当社の設計者。学生時代に研究室で得た知識がリアルな「仕事」に結びついていくのは、とても新鮮な体験でした。

目指すは、自ら提案できるエンジニア
目指すは、自ら提案できるエンジニア
目指すは、自ら提案できるエンジニア

「プロの仕事」のリアル

設計者として第一に追求すべきは、お客様が求める「特性」をしっかり出せる製品をつくることです。特性とは、フィルタであれば所定以外の周波数の電波をきちんととはじく機能のこと。ただ、ビジネスである以上、それは「前提」に過ぎません。特性をクリアした上で、不良品を出すことなく安定して生産できる設計ができてこそ、本当のプロなのです。
……と、格好良く言ってみましたが、その「プロの仕事」は決して華やかなものではありません。試作を重ね、課題を検証して一つ一つつぶしていく地道な作業。特に入社してすぐの頃は解決方法の引き出しも少なく、壁にぶつかってばかりでした。それを打ち破るヒントとなったのは、ある先輩のアドバイス。そのアドバイス通りに試作してみると、見事に課題をクリアしたものが完成しました。積み重ねてきた経験の違いに愕然とし、感動と尊敬の念を覚えました。

目指すは、自ら提案できるエンジニア

そして新たな領域へ

現在、私は次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi6」をターゲットにした
フィルタ開発に携わっています。さらなる高速通信時代が、
もうすぐそこまで来ています。それに対応した製品を世に送り出すべく、試行錯誤の毎日です。
また、これまでとはまったく異なる原理によるフィルタ開発
にも参加することになりました。まだ動き出したばかりです
が、実現すれば当社に、そして業界にも非常に大きなインパ
クトをもたらすプロジェクト。自分には大任すぎるようにも思いますが、未知の領域を切り拓いて新たな可能性を模索していくのは本当に刺激的で、そして楽しい。与えられたチャンスを存分に生かし、取り組んでいきたいと思っています。

目指すは、自ら提案できるエンジニア

一日のスケジュール

始業。新製品開発課メンバーで朝礼を行い、各々の進捗を確認します。

設計業務をスタート。シミュレーションソフトを使い、パソコン上で行います。

昼食は社員食堂で。チキン南蛮はさすが本場の味、絶品です!

試作品の特性評価。データをまとめて次に生かし、完成に近づけていきます。

課内打ち合わせ。意見交換が課題解決に結びつくこともしばしば。

少し残業をして退社。宮崎市内の借り上げ社宅まで、車で約20分ほどです。

OFF TIME

休日にはドライブ&サイクリング。生まれは関東で、せっかく宮崎に配属となったので九州各地の風光明媚なスポットを巡っています。写真は長崎の生月島に行ったときのもの。他にも熊本や鹿児島などにも足を伸ばし、風景と食を満喫しています!

星空